今回のゲストは、手描き京友禅の染匠である藤井寛さんと、長女で同じく染匠の藤井友子さん。
染匠とは、着物のデザインから仕上がりまでの全工程を仕切る、いわば着物づくりの統括プロデューサーのこと。今年86歳になる藤井寛さんは、同志社大学を卒業後、下絵師である父親に師事し、独自の手描き京友禅の世界を作り出した。いまでは「藤井寛のきもの」として上皇后陛下や皇后陛下など多くの皇室の方々に愛用されている。また、長女の友子さんも寛さんの跡を継いで染匠となり、これまでになかった新しい試みにチャレンジしている。手描き京友禅にかける思いを、藤井さん親子ゆかりの京都の寺院で聞いた。
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