予想通り、トランプ勝利となった。米国の世論調査は民主党有利の自動的に操作されるからだ。4年前も世論調査は「バイデン圧勝」と伝えられたが、実際は史上稀に見る接戦だった。翻って今回の世論調査は「大接戦」と伝えられていた。これは「トランプ有利」ということである。
メディアの偏向報道は日本よりも酷く、米国の主要メディアは大半が民主党支持であるため、世論調査にもハリス支持のバイアスがかかる。
日本のメディアもお粗末だ。専門家としてテレビに登場するコメンテーターは例外なしに民主党支持者。私個人は共和党支持でも民主党支持でもない。ただメディアにも多様性を求めている。偏向報道を繰り返すのは民主主義を唱えながら、じつは民主主義を殺している。ハリスの敗戦は、事実を事実のまま伝えないメディアの敗戦と言っていい。
そもそもハリスはバイデン政権の副大統領であり、異常な物価高で米国民を苦しめてきた当事者だ。
米国の友人がハリスのお粗末ぶりをメールで伝えてくれた。
「ハリス遊説先での一コマ『皆さん!私が大統領になったらインフレは明日にでもなくなります』と言ったそうで、それを聞いていた人々は『4年間何をしていたのだ!では、副大統領の職責の貴女が今すぐやれ!』と言ったそうです笑」
つまり現政権から立候補すれば、こうなることは当然だ。その意味ではバイデンおろしの後、民主党がハリス以外の候補者を選べなかったことが最大の敗因だろう。